「ダイコン足」で悩んでいる人は、足がすらっと細く、うしろから見てもしなやかなそんな脚に憧れていると思います。整形術の中で、太いふくらはぎを細くしなやかに治す「下腿筋萎縮」という手術があります。
これは通称NICR(選択的脛骨神経腓腹筋枝電気凝固:Non Incisional Calf Reduction)と呼ばれています。要するに「切らないでふくらはぎを縮小する」手術です。しなやかで細い脚を作る整形です。
脂肪吸引ではあまり細くならず、ボトックス注射では長期的な効果がなかったためにメリットの多い新しい方法として開発されました。
このNICRという方法は、ラジオ波で、ふくらはぎの筋肉の神経伝達を遮断します。人によりふくらはぎの内側が太い人もいれば、内側が太い人もいます。
内側が太い人には内側腓腹筋の神経伝達遮断を行い、外側は「外側腓腹筋やヒラメ筋」の神経遮断を行います。医師の判断でどれがよいかを決定します。
どんな施術法なの?
NICRは、このように3つの神経のどれかを遮断することですが、これによって筋肉が徐々に細くなって行きます。具体的な手術の内容は、まずはふくらはぎに、小さな数ミリ程度の穴を空けます。
そして何箇所かを空けて、特殊な管でラジオ派を流すというやり方です。ラジオ派を流し終わると、管をはずします。そして数か所の穴の消毒、傷は医療用テープで留めます。
とても簡単なもので手術のメリットの第1は、なによりも「簡単さ」にあるのではないでしょうか。NICRの第2のメリットとしては筋肉を取り除くような回復期間がなくなることです。
しかも皮膚の凸凹や傷跡もありません。整形にはどうしても必要である「日常生活の制限」が不必要になります。ただ問題点として筋力が弱くなるということがあります。
もちろん日常生活に支障はない程度ではありますが、問題点であると言えます。また手術時に知覚神経に触れ知覚障害が起きたという症例もあります。
歩行障害まではいかなくても重大リスクがあることは医師と話し合っておく必要があると言えます。
ダイエットで効かないふくらはぎを細くする
ほっそりとしたしなやかな脚は女性らしくとても魅力的ですが、ふくらはぎの部分の筋肉が発達してこぶのようになっていると、ごつごつとした印象になってしまうため、たくましく見え、コンプレックスになっている人もたくさんいます。
脚を細くする施術は、脂肪吸引やボトックス注射がメインでしたが、最近は、ラジオ波を使って、筋肉を細くするNICRなどで筋肉や神経に働きかける治療が大変注目されています。
NICRは、メスで切ったり、脂肪を吸引したりすることがないため、体への負担が少なく、値段も比較的安いことが特徴です。日帰りで施術を受けることができ、ヒールのない靴で歩いて帰ることができます。
腫れや痛みもほとんどなく、ダウンタイムがとても短いことも特徴です。NICRは、リバウンドが少ない施術ですが、ていねいに行わないと、筋肉が戻ってしまう失敗の可能性があります。
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