脂肪吸引にはいくつかの種類があります。体にメスを入れ、カニューレを挿入し、直接、脂肪を吸引する種類は、大幅なサイズダウンを叶えることができます。しかし切開を伴うこと、また直接、脂肪細胞に働きかけるため、体に対する負担が大きいと言うのがデメリットです。これに対してメソセラピー(脂肪溶解注射)は、脂肪を溶かす作用がある薬剤を注射で注入する種類です。薬剤で溶かされた脂肪は、血液にのって自然に体外へと排出されます。体にメスを入れる必要はありませんから、体に対しての負担が少ないと言うのが大きなメリットです。施術自体の時間も、それほど長くないのも嬉しい点です。また切開を伴う種類の脂肪吸引では難しい、脂肪量が少なく、かつ狭い部位、二の腕やふくらはぎにも、メソセラピー(脂肪溶解注射)は応用できる施術方法です。ただし反面、大幅なサイズダウンを叶えるのは難しい、一度に注入される薬剤料は少ないため、何度かにわたり、継続して施術を受けなければならないと言うのがデメリットです。また体への負担が少ないとは言うものの、リスクがまったくないと言うわけではないことは、頭に入れておく必要があります。
薬剤との相性が重要
メソセラピー(脂肪溶解注射)は、薬剤とその人の脂肪の性質との相性が、非常に物を言う施術です。そのため相性が良くなかった場合には、以下のようなリスクが出てくる可能性があります。まずは痛みや腫れです。体内の脂肪細胞が薬剤によって破壊されるので、ある程度の痛み、腫れはつきものですが、中にはそれが長引くことや、日常生活に支障を来すこともあります。またメソセラピー(脂肪溶解注射)で使用される薬剤は、世界的にも認められている、非常に安全性の高い薬剤です。しかし人によっては、痒みや皮疹、何となく気分が悪くなるなどの反応が出てくることもあると言うことも、リスクのひとつに挙げられます。また主成分の原材料は大豆のため、大豆アレルギーの人はこれを受けることができません。そして施術を受けた後、肌がたるんでしまったり、肌表面がでこぼこしてしまうと言うのもリスクです。脂肪の溶解が不十分であったり、部位によってその程度に差が出てくると、こうした状況が発生しやすくなります。これらを踏まえ、気になることは、事前にしっかりと問い合わせをして、解消しておくことが求められます。
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