脂肪吸引を聞いたことがある人は多くいると思いますが、筋萎縮術(ふくらはぎ)を聞いたことがある人はまだまだ少ないと思います。脂肪吸引は脂肪を吸い上げることで部分痩せを行っていますが、筋萎縮術(ふくらはぎ)は筋肉を委縮させることで、部分痩せを可能としています。
脂肪吸引の場合超音波などを使って脂肪やセルライトを柔らかくしていました。そのため超音波の使用による火傷のリスクがありました。しかし筋萎縮術(ふくらはぎ)ではそのようなリスクは存在しません。
一方どちらの手術においても外科手術を行うので、必ず体の一部をメスで切開する必要があります。そのため通常の外科手術と同じで、感染症や腫れや痛みがあるといったリスクはあります。
その一方で物理的に原因となる部分を取り除いているので、間違いなく痩せることが出来るというメリットがあり、確実に痩せたい方や、体の中でも痩せにくい部分を細くしたいという方には非常にお勧めできる方法です。
3つの筋萎縮術法
筋萎縮術(ふくらはぎ)には基本的に3種類の方法があります。
1つ目はTCRという方法です。これは筋肉の中に高周波を流し込んで筋肉を焼く方法です。手術の内容としては、ふくらはぎの上下に2か所から4か所ほど、筋肉を焼くための針を入れる穴をあけます。あとは針を差し込んで、筋肉を焼いて委縮させるだけです。切開部分が3mm程度の小さな穴のみなので、傷跡は目立ちにくいです。
2つ目は神経切除を行う方法です。ふくらはぎには、内側腓腹筋、外側腓腹筋、ヒラメ筋の3つの筋肉があり、そのうち2つまでなら使えなくなっても日常生活に問題和ありません。太く見えている部分の筋肉の神経を切除して、筋肉を使えなくなってしまえば、筋肉がやせ細っていきます。この方法は神経を切除するために、失敗した時にしびれが残るなどのリスクを背負う必要があります。
3つ目は筋肉を切除する方法です。これは該当部分付近を切開して、3つの筋肉を少しずつ切り取っていくことが出来るため、バランスよく細くできますが、しばらく筋肉に力を入れると痛いです。
筋萎縮術(ふくらはぎ)はこのような方法があり、その症状によって最適な方法を選ぶことが出来ます。
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