脂肪吸引の名医相談所-お腹や太ももや二の腕への効果・失敗

脂肪吸引 ハイパーインフレート法とは、従来の脂肪吸引で最も一般的に行われていたチューメセント法という手術方法を進化させ様々なメリットを付加した新しい美容整形手術です。チューメセント法とは脂肪を吸引する前に施術部位に止血作用と麻酔効果のある溶液を注入し、カニューレと呼ばれる細い金属製の管で脂肪を吸い出す方法です。これにより手術中の痛みを抑えながら出血量も最低限に減らすことができ、溶液により脂肪組織が柔らかくなることで吸引する脂肪の量を増やすこともできるようになりました。この方法が開発される以前は脂肪吸引は輸血が必要になるほど出血量の多い手術でしたが、チューメセント法により輸血をしなければならない事態はほとんどなくなりました。ですがチューメセント法では体の深い部分の脂肪しか吸引することができず、どうしてもその量には限度がありボディラインに効果が出にくい場合もありました。そのようなデメリットをなんとかするために開発されたのが脂肪吸引 ハイパーインフレート法です。

効率は上がるが費用も増える

チューメセント法を大きく改良したのが脂肪吸引 ハイパーインフレート法で、今までの技術では難しいとされていた体の中間や浅い部分への麻酔が可能になりました。それにより深層だけでなく中間層や浅層の脂肪まで吸引できるようになり、より大量の脂肪を効率よく除去できるようになったのです。チューメセント法よりも均一に脂肪の吸引ができるため術後に肌がでこぼこになるのを防ぐというメリットもあり、それでいてダウンタイムは変わらず2週間程度というのはこれから脂肪吸引を考える場合には嬉しい選択肢が増えたといえるでしょう。ただもちろん脂肪吸引 ハイパーインフレート法にもデメリットはあります。吸引する脂肪の量が増えるので費用も高額になりやすく、また手術者には高度な技術が必要不可欠となります。この技術の高さというのが美容整形を選ぶ上では最も重要な問題で、術後の見た目に影響が出るだけでなく最悪の場合は医療事故という事態をも招きかねません。自分のお財布と相談しつつ、ドクターは厳しい目で選ぶことが大切です。