二の腕、下腹、太もも、ふくらはぎ、頬やあごなどなど脂肪吸引で部分やせをおこなうためには「脂肪吸引」が一般的です。そのとき使用される方法が「脂肪吸引 ハイパーインフレート法」です。この方法以前は、かなりの出血と痛みをともない、時には輸血さえ必要なときもありました。このリスクを取り除くために、脂肪吸引をする前に、エピネフリン(止血剤)とリドカイン溶液{麻酔}を生理食塩水に混ぜたものを注入するチューメセント法が採用されるようになりました。この方法は、脂肪をふやかして軟らかくして、その脂肪を吸引します。ですから吸引部分は、脂肪が硬いまま取ってでこぼこになってしまうのと違い、きれいな仕上がりになります。もちろん止血止めや麻酔も注入されているので痛みもなく、安全で、効果的な脂肪吸引になりました。ただ欠点がありました。それはチューメセント法が浅層や中間層の脂肪に効果が認められないと言うところでした。つまり深層だけの脂肪吸引でした。この欠点を解消するために「脂肪吸引 ハイパーインフレート法」が開発されました。
範囲拡大やあわせ技
「脂肪吸引 ハイパーインフレート法」によって中間層、浅層に麻酔を行うことが可能になり、脂肪吸引のできる範囲を拡大し、脂肪も取れる量が多くなりました。ハイパーインフレート法は、さらに工夫がなされています。脂肪吸引で使用されるカニューレ(細い管)を高速で振動させたまま吸引をおこなう技術をハイパーインフレート法と組み合わせたPAL法も生まれています。この方法は、施術時間がいっそう短くし身体への負荷を減らします。カニューレ技術の進歩を組み合わせた「脂肪吸引 ハイパーインフレート法」は、従来より細かい水準で効果がでる脂肪吸引が可能になり理想に近いボディラインを実現可能になっています。この方法は、浅い層、中層へと除去の層を拡大したために、チューメセント法でもしばしば現れていた皮膚のでこぼこした部分も、いっそうなくなっています。このように脂肪吸引技術は、チューメセント法からハイパーインフレート法へとますます進化しています。
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