イタリアで開発された浅層脂肪吸引は、皮下脂肪の浅い部分の脂肪を吸引する脂肪吸引です。メリットとしては、術後のたるみを抑えることができると言う点が挙げられます。皮下脂肪の深い部分の脂肪を吸引すると、どうしても肌はたるみがちになってしまいます。しかし浅層脂肪吸引はそのようなことがないので、たるみが発生しにくいと言うわけです。そのため、特にたるみが起こりやすいとされている臀部や下腹部に適した施術だと言えます。反対にデメリットとしては、ドクターの技術が未熟で、吸引する脂肪量、部位にムラがあると、表面にでこぼこが発生する恐れがあると言う点が挙げられます。またごく稀に、脂肪が固くなってしまう硬縮が起こる場合もあります。ですからクリニック選びに際しては、ドクターの経験や技術をしっかりと見極める必要があります。術後のダウンタイムに関しては、従来の脂肪吸引に比べると短くて済むのが浅層脂肪吸引の特徴です。一概には言えませんが、全体的な腫れは約2週間程度、続くと言われています。
運動制限と食事に注意
浅層脂肪吸引の術後、どのような痛みをどの程度感じるかは人によって異なります。ですが筋肉痛や痺れのようなそれが感じられるのが一般的です。浅層脂肪吸引であっても、体内の脂肪細胞を直接、破壊することに変わりはないので、それによって皮膚科に内出血や炎症が発生しているのが痛みの原因です。そして内出血、炎症が発生していると言うことは、腫れも発生すると言うことです。このようなダウンタイムの過ごし方としては、まず脂肪を圧迫するためそれ専用の下着などを一定期間、着用するのが一般的です。ですから、体の状態によってはてきぱきと体を動かしたり、激しい運動は控えるべきと言えます。またもし痛みがどうしようもなく強い場合は、専用の薬が処方されます。それらを正しく服用し、それでも治まらない場合は、早急にクリニックに相談することが必要です。しっかりとアフターケアを受けつつ、同時に体の回復を少しでも早めるために、水分とタンパク質の補給を心がけるのも重要です。ダウンタイムは脂肪がしっかりと吸引された証でもありますから、ドクターの指示に従い、正しく過ごすことが求められます。
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