脂肪吸引は、以前であれば輸血が必要なほど出血が激しいものであり体への負担が大きい施術でしたが、今日では美容医学の進歩によって輸血の必要はなく手軽に受けることができるようになってきました。
脂肪吸引の方法にはさまざまな種類があり、吸引前に脂肪を溶かして麻酔や出血を防ぐ成分を先に注入するという方法も多く行われていますが、PAL脂肪吸引では脂肪をより吸引しやすくするためにカニューレを1分間に数千回も振動させることによって効果的に処理をすることができる方法です。
PAL脂肪吸引の術後には、強い筋肉痛のような痛みが発したり、しびれ、患部がむくんでしまったりという症状が現れることもあります。しかし、これらの症状は一般的な術後の症状でもあるので修正の必要はなく、数日で和らいでくるので心配はありません。しかし、痩せることができなかったり肌が硬化してしまった、皮膚がデコボコになってしまったなどの症状の場合には修正が必要になります。
組織接触リスクが増大
PAL脂肪吸引の術後に、肌の表面がデコボコとしてしまったという症状が発生することもあります。これは、体内の脂肪を吸引しきれずにまだらに残ってしまったことから発生するものです。また、思っていたように細くならなかったという場合では、脂肪を吸引する量が足りなかった可能性もあります。これらの症状の場合には、修正施術として再び脂肪吸引が行われています。
また、PAL脂肪吸引後のトラブルとして体内の他の臓器をカニューレによって傷つけてしまうということもあります。振動をするカニューレは効果的に脂肪を溶かしやすくするというメリットがあります。先に脂肪を溶かし出しやすくなるような注射をする必要もなく、短時間で処理ができるので体に負担は少ない施術ではありますが、振動の際に誤って必要のない部分に触れてしまうこともあります。これは医師の腕にもよるものであり、修正施術を受ける際にも信頼のできる医師をセカンドオピニオンとして相談してみるというのも二次災害を防ぐためにも重要です。
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